宝林寺境内に建ち、赤松則村(円心)・則祐・別法和尚・覚安尼の木坐像〔赤松三尊像〕をはじめ、円心や赤松家にゆかりの文化財を展示しています。
施設名 |
円心館 |
住 所 |
678-1278 兵庫県赤穂郡上郡町河野原279 宝林寺内 |
アクセス |
智頭線急行河野原円心駅から徒歩5分 |
開館時間 |
要予約 |
開館日 |
要予約 |
料 金 |
300円(資料代) |
連絡先 |
0791-52-1277(松雲寺) |
赤松三尊像
南北朝時代の木造坐像で、彫刻として兵庫県の有形文化財に指定されています。

赤松円心坐像
円心還暦の寿像といわれています。剃髪して僧衣、袈裟を着す法体姿(僧侶の姿)ですが、左脇に太刀を佩くのは、円心が半僧半俗の沙弥(しゃみ)であったことを示すとみられます。

赤松則祐坐像
剃髪して僧衣、袈裟を着す法体姿ですが、表情は武将らしく精悍に表されています。この像は京都建仁寺にあったものを、後に宝林寺へ移したといわれており、像内に慶安3年(1650)の修理銘が残ります。

別法和尚坐像(写真 左)
宝林寺の開山「別法和尚」坐像と伝えられていますが、実際の開山「雪村友梅」の像とみられます。作風から、運慶ら奈良仏師の流れをくむ慶派仏師康俊の作と考えられます。
覚安尼坐像(写真 右)
赤松円心もしくは則祐の娘千種姫が出家剃髪した姿と伝えられます。作風は別法和尚坐像と共通する点が多く、康俊の作と考えられます。

円心館遠景